スターリン - 「非道の独裁者」の実像 (中公新書)
横手 慎二 / 本
スターリン - 「非道の独裁者」の実像 (中公新書)ダウンロード - 横手 慎二によるスターリン - 「非道の独裁者」の実像 (中公新書)は中央公論新社 (2014/7/24)によって公開されました。 これには341ページが含まれており、本というジャンルに分類されています。 この本は読者からの反応が良く、31人の読者から3.8の評価を受けています。 今すぐ登録して、無料でダウンロードできる何千もの本にアクセスしてください。 登録は無料でした。 サブスクリプションはいつでもキャンセルできます。
スターリン - 「非道の独裁者」の実像 (中公新書) の詳細
この本を見つけたり読んだりすることにした場合は、スターリン - 「非道の独裁者」の実像 (中公新書)の詳細を以下に示しますので、参考にしてください。
タイトル : スターリン - 「非道の独裁者」の実像 (中公新書)
作者 : 横手 慎二
ISBN-104121022742
発売日2014/7/24
カテゴリー本
ファイル名 : スターリン-非道の独裁者-の実像-中公新書.pdf
ファイルサイズ23.84 (現在のサーバー速度は18.32 Mbpsです
スターリン - 「非道の独裁者」の実像 (中公新書)ダウンロード - 内容紹介 「非道の独裁者」はなぜ今もロシアで支持されるのか。生い立ちから、ソ連を率いてヒトラーやアメリカと争うまで、その生涯をたどる。 内容(「BOOK」データベースより) 「非道の独裁者」―日本人の多くが抱くスターリンのイメージだろう。一九二〇年代末にソ連の指導的地位を固めて以降、農業集団化や大粛清により大量の死者を出し、晩年は猜疑心から側近を次々逮捕させた。だが、それでも彼を評価するロシア人が今なお多いのはなぜか。ソ連崩壊後の新史料をもとに、グルジアに生まれ、革命家として頭角を現し、最高指導者としてヒトラーやアメリカと渡りあった生涯をたどる。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 横手/慎二 1950(昭和25)年、東京都生まれ。東京大学教養学部卒業。同大学院博士課程中退。外務省調査員としてモスクワの日本大使館に勤務。慶應義塾大学法学部助教授を経て、同教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カテゴリー: 本
スターリン - 「非道の独裁者」の実像 (中公新書)を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
本書の内容に関しては他のレビューアーの方が詳しく書いているので、私は読後感を語らせていただきます。私の少年時代にはテレビなんてものはありませんでしたので、スターリンの姿を見るのは映画館で見るニュース映画くらいしかありませんでした。ニュース映画の映像に出てくるスターリンは鼻下に有名な「スターリンひげ」を蓄え、陸軍軍人の制帽と重々しい外套を着てクレムリン宮殿のバルコニーに立っていました。恐ろしかったのは、一緒にバルコニーに立っていた高官がしばらくすると姿を消して、次の高官が一緒に立っている、またしばらくすると同じようなことが起こっていました。新聞報道によれば、スターリンの側近が次々と粛清(死刑)されているとのことでした。スターリンの死は新聞の一面トップにでかでかと報じられました。見出し後は「巨星墜つ」だったと思います。そんなスターリンのベールに包まれた実像を本書は明らかにしてくれたと思います。なんの変哲もない少年時代、長ずるにしたがって左翼思想に染まり学校がもてあますような問題児になったようです。ソ連共産党時代も40歳代までは競争相手を蹴落とすのに熱心でしたが、まだまだ頭角を現すほどにはなっていませんでした。たぶんスターリンがソ連という国の実権を握るのは50代以降のことなのでしょう。マルクス・レーニン主義の思想に染まって、資本主義国は発展するにつれて革命や戦争を通じて自壊に陥ると考えていました。第一次大戦で西側諸国が国力をすり減らしているのを見て、ソ連は西欧諸国の自壊に備えて工業力の伸長を国策にせねばならない。そのためには農民は犠牲になってもやむを得ないとの考え方で、五か年計画、集団農場などの政策を打ち出し、日本の戦国時代の悪徳代官のように農民を搾取し飢餓においやりました。その結果数百万単位の農民が餓死したというのですから、恐ろしい男です。しかし、この工業化政策のおかげでソ連は第二次大戦の対独戦争に勝利することが出来ました。当面の敵、ドイツに勝利したソ連の次なる敵は資本主義大国のアメリカでした。このころになると、私もリアルタイムでニュース映画や新聞報道でスターリンの動静をしることができるようになりました。スターリンは74~75歳で亡くなりましたが(実際の生年月日不明)、亡くなる直前は権力が脅かされるのではないかと考え、次から次へと側近の粛清にからります。最後は耄碌の末、別荘で一人でなくなりました。このスターリンの生涯を通じるキーワードは本書の副題にも」あるように「非情の独裁者」でした。その大量殺戮の実態はヒトラーのユダヤ人虐殺にも匹敵するものと思います。たちがわるいのは、その殺戮の相手が自国民だったということです。本書は、そんなスターリンの一生を最新の資料に基づいて興味深く提供してくれます。
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